
自分らしいパーソナリティ発達とは
「自分らしいパーソナリティ」とは、人間性心理学をはじめとする心理カウンセリングの研究で、頻繁に用いられる学術的な表現です。順を追ってわかりやすく解説いたします。
1.パーソナリティとは
ひとのパーソナリティは、脳の神経活動を伴って生成される概念によって構成されています。
この概念は、対人関係や普段関わっている社会的状況などの外的要因を体験的に学習することで、日常的に作られます。
その概念の集合をパーソナリティといい、さまざまな認識や行動選択を作る際に、さまざまな概念が利用されています。
また、体験的学習によって概念が増えることで、新しい認識や考え方、行動が増えていくことを「パーソナリティ発達」と呼びます。
2.関わりによって支障が出る
対人関係や普段関わっている社会的状況を体験的に学習することで、パーソナリティは変化しますが、学習によって作られた概念が、自身の感覚を否定するものであれば、抑圧的なパーソナリティとなり、自分や他者を否定する働きが生じやすくなります。
この場合、新しい行動選択や学習に消極的になり、他者理解も困難になります。これらの困難さは負荷となり、対人関係にも支障が出てきます。
また、学習によって作られた概念が、すでにパーソナリティにある概念と食い違う時に葛藤が生じ、概念利用に抵抗も生じやすくなって、強い葛藤を体験することもあります。
3.関わりによって解消できる
体験的学習によって、否定的概念が作られても、自身の感覚をそのまま受け入れてくれる他者との関係で、否定的概念を紐解いて、自身の感覚を受容した概念に仕立て直すことができます。これを「パーソナリティの再体制化」といいます。
受容できた分、自身の感覚を受け入れた認識や考え方、行動選択が増えるので、柔軟な発想や行動になりやすく、自分を活かしていくことができるようになり、このようなパーソナリティは「十分に機能する人間の特徴」「自分らしいパーソナリティ」と呼ばれています。
4.当サービスについて
LEADERS-COACH では、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から、主に職場に影響力のあるリーダーを対象に、支援員が受容的他者としてサポートすることで「自分らしいパーソナリティ」の発達が促進するよう、心理学的理論のあるコーチングセッションをご提供しております。
多様なメンバーと関わる多くのリーダーをサポートすることによって、心理的安全性の高いチームが、日本社会に増えていくことを目指しております。
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